月別アーカイブ: 2014年10月

日本小児神経学会主催セミナーにて講師をしてきます

明日11/1、日本小児神経学会の第44回小児神経学セミナーにて森内教授と一緒に少しだけ講演をしてきます。
http://child-neuro-jp.org/info2/seminarsyuukai/seminar/seminar.html
(以下HPより)このセミナーは卒業3-5年後の小児神経学を志向する先生を主な対象としていますが、
若手を小児神経にいざない、地方で小児神経の分野で孤軍奮闘している先生方を応援し、
またベテランの先生方にも最近の進歩をブラッシュアップできるように、すぐに臨床に役立ち、
一方では脳科学の先端を知るべく、周到に企画、準備しており、例年、年齢・経験ともにさまざまな先生方が全国から参加されます.


小児神経学セミナー第1日目
<見落としてはいけない小児神経の病気>
国際会議場
15:30-16:40 TORCH症候群など
森内浩幸(長崎大 小児科)
渡邊智美(患者会「トーチの会」代表)

講義名:TORCH症候群

先天性サイトメガロウイルス(CMV)感染症はDown症候群の患者さんと同じ位います。
そして先天性トキソプラズマ症の患者さんは多発性硬化症より多く、神経線維腫症に
匹敵すると推定されています。「まさかsign01」と思う方〜それは見落としているからです。

皆さんがイメージするTORCH症候群は
「小頭症があって、頭部CTで石灰化があって、視力や聴力に障害があって、
紫斑や肝脾腫があって、特異IgM検査で陽性だったら診断できる」
というものではないでしょうか?
でもそういう患者さんはごく一部です。
実際にはTORCH症候群の臨床像は様々で、抗体検査では診断がつかないことが度々です。

何ら特徴が認められるわけではない難聴、弱視、てんかん、脳性麻痺、発達遅滞、
自閉症の子ども達の中に、TORCH症候群の患者さんがいます。
でもその子達は、きちんと診断することが出来ていたら重症化せずに済んだのかも知れません。
そしてその実態を認識し啓発に努めていたら、そもそも発症せずに済んだのかも知れないのです。

小児神経の専門家を目指す皆さんに、小児感染症医の立場から、
そして患者家族の立場から、この疾患を見落とすことがないように訴えていきたいと思います。

 長崎大学 大学院 医歯薬学総合研究科 教授 森内浩幸

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ご紹介 市民公開講座「知って防ごうトキソプラズマ症」

「台所とレストランで考える食の安全 知って防ごうトキソプラズマ症」

飲食店経営の方、調理人の方は特に、ぜひ知ってください!!

当会顧問の小島先生と、いつも協力してくださる感染研の永宗先生が、市民講座を開きます!!
これは、当会でもずーっと前からやりたかった講演テーマです。
ぜひ、お時間ある方は聴きに行ってください!!

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熱帯病治療薬研究班が3月に杏林大学で開催される寄生虫学会にあわせて市民公開講座を企画しました。
予防について広く知っていただくことが感染症のSTEP1です。

市民公開講座「知って防ごうトキソプラズマ症」
2015年3月22日(日)13:30-15:30
吉祥寺 東急イン 3Fむさしの
参加無料・定員120名 事前登録不要

・お肉と猫の寄生虫、トキソプラズマってなにもの?
・成人のトキソプラズマ症
・赤ちゃん(妊娠中)のトキソプラズマ症市民講座

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沖縄県でのトキソプラズマ啓発講演(10/21)のご報告

10/21の講演http://toxo-cmv.org/blog/informations/1242/について北野先生よりご報告いただきましたのでご紹介させていただきます。

今回は16組の親子の参加だったそうです。
沖縄県ではレプトスピラ症も発生率が高いので、その話と一緒にトキソプラズマ症の講演を行割れたそうですが、やはり質問コーナーでの主な関心はトキソプラズマ症だったようです。

トーチの会にも最近は突っ込んだ、より細かなトキソプラズマに関する質問が寄せられるようになりましたが、一般のかたも、トキソプラズマに関して情報を得る機会が増えてきたということでしょう。
当会では自治体や医療機関を中心にパンフレットの配布協力をお願いしています。
そういった努力が実を結び始めたのかなとも思っております。

話し戻って、北野先生の講演でのことですが、そちらに、
数十年も前に「沖縄県内の動物におけるトキソプラズマ症蔓延」対策に奔走された、獣医さんも聞きに来られていたということです。
恐らくお母さん方に場所を譲るためでしょうが、80歳を超えておられるはずなのに「自分は会場の外で聞くよ」と遠慮して最後まで中に入らず、会場の廊下から立ったまま一時間も講演を聴講されたそうです。
一線を退いてなお、こうしてトキソプラズマ症を気にかけてらっしゃる先生がいるのですね。

ところで、この先生を含め、沖縄の畜産や公衆衛生に関わる獣医師のトキソプラズマ抗体価は軒並み高値だそうです。
動物での拡大が、ヒトへつながることをはっきりと理解しているからこそ、職務とはいえ、誰に称えられることもないのに、みな身を挺して蔓延の拡大を阻止しようと奮闘されているのです。

また、以前北野先生が行った講演を聞いて下さった方が読谷村(よみたんそん)のローカルラジオに出演しておられたらしく、その番組でトキソプラズマ症のことがラジオで紹介されたそうです。

北野先生の啓発講演のおかげで、トキソプラズマに関する正しい情報が沖縄でも広がっていってくれているようです。
コツコツやる、ということは本当に大事なことなのですね。
トーチの会も見習って、できることをしっかりコツコツと重ねていきたいと思います。

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