2/18東京都主宰の母子保健研修にて講師をさせていただきました

2/18に東京都議会議事堂にて、第10回母子保健研修が行われ、そこで当会顧問の森内教授と一緒に講師を務めてきました。

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「母子感染の予防と対策~HTLV-1、トキソプラズマ、サイトメガロウイルスを中心に~」
講師1 長崎大学大学院医歯薬総合研究科 医療科学専攻 展開医療科学講座 小児病態制御学分野 教授 森内 浩幸

第1部:HTLV-1   第2部:トキソプラズマ、サイトメガロウイルス

講師2 先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会「トーチの会」代表、歯科医師 渡邊智美

当事者の視点で考える母子感染症予防啓発の必要性

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受講生は270人を超え、また、その内訳は、市町村の行政関係者が2/3で、1/3は都内の病院等、臨床現場にいる医療機関の方でした。
市町村行政関係者の中には、今回は保育士さんも50人ほどいらして、都内の公立保育園という、実際に先天性感染症のお子さんを預かる方たちが聞いてくださったのがとてもよかったと思います。

森内先生の講義は素人にもわかりやすい病態説明だけにとどまらず、
その当事者である母親たちの思いや接し方、どういったケアが必要なのかもお話ししてくださいました。
聞いていて、私たち母親の気持ちをこんなにわかってくれる先生なんだと改めて感動し、泣いてしまいました。
また、医療関係者がよくする勘違いや、ずれた指導などもお話ししてくださったので、こういった実践的な内容が、きちんと現場で活かされたら、どれだけ母親たちは救われるだろうかとも思いました。

私の話は、予定していた内容の多くが森内先生と重なっていたため、急きょ、あまり世間で言及されていない保育園での対処についても入れ込んでいきました。
実際に、当会の会員さんから報告された、行政や保育園での、少し差別的な対応例なども挙げ、具体的なお話をさせていただきました。
また、現在まだまだ足りていない予防啓発の必要性や、具体的にどうしたら必要な者に情報を届けられるかなども提案させていただきました。

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講演終了後出た質問は、保育士さんからの「具体的な園生活での対処法」でした。
会終了後もたくさんの質問者に森内先生と私は囲まれましたが、私は保育士さんからの質問が多かったです。
こういった動きに、「情報を届かせたい現場の人がたくさん聞いてくれた!」という実感がわき、とてもうれしかったです。
そして、正直言ってびっくりしたのが、「春からサイトメガロウイルスの子が入園するので聞きたいんですが…」という保育士さんが、数組いらしたことです。つまりその数園に、CMVの子が入園するということです。
今回こんなに保育士さんが参加していたという事の理由は、もしかするとそれだけたくさんの保育園に先天性感染児がいるからではないか?とも思いました。
最近、「ちゃんと」というのも変ですが、「見逃されず」に先天性サイトメガロウイルス感染症と診断された人が増えてきたということではないでしょうか。本来は年間1000人は先天性サイトメガロウイルス感染症の子は生まれてきているわけですから。

保育園の先生たちも、現場で無用な偏見をもったり差別することなく、子どもたちが健やかに育つことに力を貸してくれたらいいなと思います。
また、成長過程で出てくる可能性がある障害を見逃すことなくいち早く気付いてあげられる存在にもなってほしいと思います。

今回この様な非常に有意義な時間を過ごすことができ、こういった機会を与えてくださった皆様に感謝します。
またこういった機会はたくさん持ちたいので、ぜひ講演依頼してくださる方、当会までご連絡ください。

http://toxo-cmv.org/contact.html