千尋さんの体験談

検査の結果、私のトキソプラズマ感染は妊娠以前のものである確率が高く、
慢性的な感染だと… 胎児への影響はないだろうとの診断をされました。

体験談寄稿 NO.4 千尋さん

2012/09/05 登録、2012/11/10 更新

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Data

  • 2009年9月生まれ
  • 妊婦健診の血液検査で、先天性トキソプラズマ感染症の疑い

STORY

【トキソプラズマ】という言葉を私は全く知らず、妊娠しました。

35歳で初産という現実。
とにかく無事に出産したいという気持ちでマタニティライフを送っていました。

妊娠初期の血液検査を受けましたが、検査結果で問題のあった項目が【トキソプラズマ】。
生まれて初めて聞いた言葉でした。
すぐに産院から紹介状を書いて頂き、三井記念病院へ向かったあの日…
どん底に突き落とされた気分でした。

トキソプラズマについてネットで調べても情報は少なく、恐怖や不安しかありませんでした。

私は三井記念病院で小島医師に診て頂きました。
「お母さん、自分を責めることないんですよ!」
そう言われて、初めて会った医師の前で涙を流しました。

血液検査、それからアンケートのようなものを書き込みました。
たくさんの項目があって、一苦労でした。

検査結果を聞きに行くまでの日々はまた不安で不安で、布団の中で泣いたこともあります。
やはり自分を責めました!
何かあれば、それは紛れもなく母親である自分の責任だと…
医師から「責めることない」と言われても、どうにもなりませんでした。
努めて明るく過ごそうと思いましたが、ふと不安に…

でも主人から言われた一言で、気持ちがとても軽くなりました。

「障害がある子だったら要らないのか!」

そんな訳はなく…
どんなことがあっても受け入れようと思えました。

検査の結果、私のトキソプラズマ感染は妊娠以前のものである確率が高く、慢性的な感染だと…
胎児への影響はないだろうとの診断をされました。

そして1歳の誕生日が過ぎてから、息子はトキソプラズマの検査を受けました。
念のためにと言われていたので、不安はなかったです。
息子は血液検査などを受けて、トキソプラズマ感染はなしとの結果が出ました。

つい最近まで私は育児に明け暮れ、ほとんどトキソプラズマのことは忘れていました。

そんなある日、先天性トキソプラズマ症のお子さんを持つ方のブログに出会いました。

なぜ妊娠時にトキソプラズマのことを知らなかったのか…
なぜ誰も教えてはくれなかったのか?

ずっと疑問でした。
知っていたら注意するし、未然に防げることなのに…
私は何も知らなかった。

同じように何も知らなかったために苦しんでた人がいて、実際に障害を抱えたお子さんの闘病生活を懸命に支えるママがいると知りました。
多くの方に知ってもらいたいと啓蒙活動をしている方がいる…

とても私にはスルー出来ない。
感染も障害もなかった我が子ですが、妊娠中に抱いた不安や自己嫌悪、一時ですが同じ気持ちでいました。

これから妊娠を希望する方には絶対に知っておいてもらいたい!
妊婦さんへ周知を…

そんな気持ちから先天性トキソプラズマ・CMV感染症の患者会の協力会員として参加させて頂いてます。

たくさんの方へ周知されるよう、心から願う毎日です。

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更新履歴
*2012/11/10 写真を挿入しました。
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