先天性トキソプラズマ症でうまれる赤ちゃんはどのくらいいるのですか?

トキソプラズマ症例数推移最近、日本小児感染症学会が全国調査を行い、警鐘をならし始めています。
調査によって、2006年から2008年までの3年間に全国の小児科で先天性トキソプラズマ症と診断された赤ちゃんが16人いたことが明らかになりました。
死産流産した赤ちゃんは数に入っていないため、実際はこれ以上の症例があったと思われます。
また最近、厚生労働研究班によって全国の産科医を対象にした調査が行われ、平成23年1年間に先天性トキソプラズマ感染疑いの出生児は数十人いましたが、今、確認のための詳しい2次調査が進められています。
1985年に行われた調査では、1例しか報告されませんでしたので、患者数が増えていることがわかります。
(しかし、実際は、これらの調査は発症数をまだまだ過小評価している可能性があります。
年齢別抗体陽性率から計算して、年間に症候性先天性トキソプラズマ症の赤ちゃんが130~1,300人とか、100~700人とか推定している研究者もいます。)
これらの調査で厚生労働省も少しは重い腰を上げようとしてくれています。

トキソプラズマ症例(グラフ)

感染者増加の背景は?

監修:長崎大学 森内浩幸

たくさんの応援ありがとうございました!サウザンブックスでご購入いただけます。