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たんたんさんの体験談

知らない事への恐怖感から生まれる偏見が今私達を苦しめています。勘違いしてほしくないのは、子供達のほとんどがすでに感染して免疫を持っているのです。

体験談寄稿 NO.24 たんたんさん

2016/10/12 更新

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Data

  • 2012年9月生まれ
  • 先天性サイトメガロウイルス感染症

STORY

Yちゃん娘のYちゃんは、妊娠中に胎内でサイトメガロウイルスに感染しました。
幸いにも今のところ悪い症状は出ていませんが、先天性サイトメガロウイルス感染症と診断されています。

娘に保育園の入園許可の通知書が届き、新しい生活にワクワクしていた頃、入園前の保育面談がありました。
そこで保育園の園長先生から「他の子や、妊娠している保護者に影響があると困るので、サイトメガロウイルスが他の子や、親に感染しないと証明できる医者の意見書を持ってくるように」と言われました。
この保育園は病後児保育もしており、看護師も常駐しています。しかしこの看護師でさえ、サイトメガロウイルスと言う名前を知りませんでした。
サイトメガロウイルスという名前は、保育園の園長先生を含め、聞いた事がない人には恐ろしく聞こえるのでしょう。
私も出産後に初めて知った名前でした。

知らない事への恐怖感から生まれる偏見が今私達を苦しめています。
娘が普通に園生活を楽しむ為に、トーチの会からサイトメガロウイルスとは何か?という資料をプリントして保育園に持たせたりもしましたが、それでも何度も病名を聞かれたり、他の子に感染するんじゃないか?などと聞かれたりし、正直、精神的にきついものがあります。
この病名で、娘が偏見の目で見られるという事が一番つらいのです。
でも勘違いしてほしくないのは、Yちゃんだけが感染者じゃないということです。

普通の子供達のほとんどが、すでに産まれてからこれまでに、感染して免疫を持っているのです。
このウイルスは、昔からあるウイルスで、日本でも多くの人が体の中にすでに持っています。
出産時に母親から感染するか、子供の時に他の子の唾液や尿などから感染するそうです。
健康であれば感染しても何の症状も出ることはなく、知らないうちに抗体が出来るのだそうです。
あくまで、注意するのは免疫を持っていない母親が妊娠した時であり、胎児に感染させないように予防することが大事なのです。

この事を一人でも多くの人に知ってもらいたいのです。
もっとたくさんの人に知ってもらうには、どうすれば良いのでしょうか?
これから、大きくなって保育園や幼稚園、小学校に上がる時に、サイトメガロウイルスのお子さんを持つ親が苦しまないように、何かいい方法はあるのでしょうか?
ただでさえ、我が子の将来を不安に思っている親は多いと思いますが、感染児の親はさらに不安です。
サイトメガロウイルスに感染して生まれてきた我が子を守るには、世間から無知を取り除くしかないのです。
これからの人生で我が子が、また、サイトメガロウイルスに感染して生まれてきた子たちが、無知な人から傷つけられる事がないよう祈ります 。

現在ですが、悪い症状も出る事無く、元気に保育園生活を楽しんでいます。
ただ、親としてサイトメガロウイルスの影響がいつ出るか不安な日々を過ごしているのも確かです。

こんな不安な日々を過ごさないためにも、妊婦さん、またはこれから妊娠する予定の人は、自分がその抗体を持っているのかどうかを調べる検査を必ずやって欲しいのです。
もし抗体がないことがわかっても、感染リスクを下げる方法はあります。
トーチの会のサイトを見れば詳しいことはわかるのでぜひ見ていただければと思います。

Yちゃん

2016/10/12 寄稿

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