11/15-16 第52回日本小児臨床薬理学会総会・学術集会でブース展示と講演を行いました。

2025年11月15日(土)~11月16日(日)に大阪市中央公会堂で開催された第52回日本小児臨床薬理学会総会・学術集会にブース展示させていただきました。



また、16日には教育講演8で、代表渡邊が話させていただきました。

教育講演8 11月16日(日)14:30~15:00
「当事者から見た母子感染症と医療者へ向けたメッセージ」
座長: 石崎 優子(関西医科大学総合医療センター 小児科)
演者: 渡邊 智美(NPO法人トーチの会 先天性トキソプラズマ&サイトメガロウイルス感染症患者会)

今回は小児薬理学会ということで、小児科医よりも薬剤師が多く参加されていました。
初めて薬剤師の方々に向けた講演を行いましたが、大盛況で、立ち見の方までいらして、感激しました。
トキソプラズマやサイトメガロウイルスに関して、全く知らない方もいるだろうと思い、
作成したスライドには、感染経路や予防法のポイントをまとめて示し、駆け足で総論を知っていただく…という気持ちで導入部分を作りました。
主の部分では、私の体験を通して、15年前から続く問題点をお伝えしたのですが、
特に薬剤師向けてトキソプラズマのオーファンドラッグについて取り上げました。
それしか治療法はないのに、それが日本にないなら、どうやって治療するの?具体的にどんなふうに患者に薬は渡るの?という体験談をお話したところ、とても興味を持っていただけました。
また問題点だけではなく、逆にこの13年間で改善されたこともお話しました。
しかしまだ課題は残っているため、今後それらを解決するためにも、みなさんの協力が必要ですということを伝えて結びました。
学会会場は本当に素敵な大阪中央公会堂でした。
舞踏会でもできそうな高い天井のホールや細かいステンドグラスや日本書紀をあらわした天井画など、見学だけでもうっとりする素敵な学会会場でした。



妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条
11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。

