患者数が年間1000人以上いるはずのCMVの検査は、ほとんどされていない現実

昨年度までの厚労省CMV研究班、班長山田教授らによる、母子感染にかかわる感染症の検査がどれだけ妊婦健診で行われているかを調査した結果がまとめられています。
患者数が年間1000人以上いるはずのCMVの検査がほとんどされていないことが確認されています。
トキソプラズマも半数以下でしかされていません。
医療従事者への啓発が必要なことがはっきりわかります。

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A nationwide survey of maternal screening for mother-to-child infections in Japan.
AuthorsYamada H, et al. Show all Journal Congenit Anom (Kyoto). 2013 Dec 11

母子感染は先天性感染を引き起こす。
日本の母子感染の母体の血液スクリーニングの状態を評価するために、初めて妊婦検診をしている産科施設への全国的な調査を実施した。1990施設からアンケートは回収。
血液検査でのスクリーニングは、風疹ウイルス、梅毒トレポネーマ、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)、B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスについて99%以上が行われている。
トキソプラズマは48.5%、サイトメガロウイルス(CMV)はわずか4.5%だった。
施設の約28%が第2または第3三半期中に一度HTLV-1のの血液検査を行っている。
風疹ウイルス、梅毒トレポネーマ、HIV、B型肝炎ウイルスおよびC型肝炎ウイルスについては妊娠初期に血液検査を行っている。
CMVに対する抗体の測定方法に大きなばらつきがあったのに対し、トキソプラズマはHAテストをほとんどの施設は使用していた。

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/24330048/