妊婦がトキソプラズマに初感染するとすべての胎児に障害が出るのですか?

一番かかってほしくない方なのは、妊婦さんです。
妊婦さんが感染すると何が起こるのか。
ここで、よくある勘違いを先に否定しておきますが、 感染したすべての妊婦さんが先天性トキソプラズマ症児を生む可能性があるかというと、 そういうわけではありません。

問題になるのは、「妊娠中に初めて感染した」場合です。

感染した妊娠時期により異なりますが、10~70%の割合で児に感染します。
過去にすでにトキソプラズマに感染していた場合は、体の中にすでに免疫ができています。
トキソプラズマに対する免疫を持っている妊婦さんがもし、新たなトキソプラズマを体に入れてしまったとしても、 その免疫にかかわる抗体や貪食細胞が待ち構えていて、戦ってくれますから、トキソプラズマは胎児にまで到達できません。
つまり、その妊婦さんが妊娠する前からトキソプラズマに免疫を持っていれば、まず安心ということです。
さて、自分がトキソプラズマに対する免疫を持っているかどうかが気になりませんか?

初感染した妊娠時期によってどのような症状がでる可能性があるかについては、「胎内で感染した場合、どんな症状が出ますか?」をご覧ください。

自分がトキソプラズマに対する免疫を持っているかどうかは、どうすればわかりますか?

監修:長崎大学 森内浩幸

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