自分がトキソプラズマに対する免疫を持っているかどうかは、どうすればわかりますか?

血液検査でわかります

妊婦健診時に行うトキソプラズマ抗体検査です。
トキソプラズマに対する免疫を持っているかどうかの指標として、トキソプラズマに対する抗体があるかどうかをチェックします。
しかし、これは任意の検査で自費です。
自治体によっては公費助成がある地域もあるようですが、 現在、日本産科婦人科学会の産科診療ガイドラインにおける推奨はCレベル(実施すること等が考慮の対象となるが、必ずしも実施が勧められているわけではない)であり、これにならって厚労省も今のところ「やってもやらなくてもいい検査」と位置付けています。
不況が続く日本では、自費と聞いたらやらない妊婦さんも多いでしょう。
しかし、自費でも1000円くらいなのです。
また、検査やこの病気の存在自体を軽視して、検査をやりますか?という提示もしない医療機関も多いのが現実です。
検査をしているのは全産科施設の49%だそうです。 (49%という数字は、厚生労働研究班が2011年に実施した全国産科施設への調査の結果です。) 検査を希望する方は、積極的に産婦人科医師に依頼してみましょう。

抗体検査で今感染しているのか、以前に感染していたのかがわかりますか?

監修:長崎大学 森内浩幸

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

「妊婦さんへ」ページ記載の『注意すべき11か条』をプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。

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