内科医 久住英二さまより-10周年に寄せて
◯ 内科医 久住英二さまより
トーチの会、10周年おめでとうございます。
多くの医師にとって、TORCH症候群は「医学部の試験前に憶えた」程度のものでしかありません。
私は、ワクチンについて取り組む中で、トーチ症候群の当事者の方々から学ぶことができました。
医療者は何をしなければならないのか?教えてくれるのは患者さんです。
仕事や家庭をもちながらの活動には、さぞかしご苦労も多い事と拝察します。
ですが、皆さんの息の長い活動は、トーチ症候群の予防や検査法など、多くの方に知識と影響を与えています。
今後も支援して参ります。
どうか引き続き、医療者達を指導ください。
医療法人社団鉄医会(ナビタスクリニック)理事長 久住英二
医療法人社団鉄医会理事長。
内科医。血液の病気をはじめ、感染症やワクチン、海外での病気にも詳しい。
詳細はこちら
https://diamond.jp/ud/authors/5a0ad5aa77656140c3040000
https://twitter.com/kusumieiji?s=21&t=JiA9QRVyJKhQs4jeK-PGZg
立川・川崎・新宿駅ナカ「ナビタスクリニック」
https://navitasclinic.jp/idea#tab3
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風疹が流行していた2013年頃、先天性風疹症候群の患者会の活動を久住先生が応援しに学会やイベントにいらしていた時に初めてお会いしました。
トーチの会のブースに立ち寄ってくださり、先天性風疹症候群よりも患者人口がずっと多いトキソプラズマやサイトメガロウイルスの母子感染症の存在に気付いてくださいました。
これらの啓発の必要性を知ってくださり、それからトーチの会の活動も応援してくださっています。
勉強会にもお誘いくださり、トーチの会も「現場からの医療改革推進協議会第八回シンポジウム」にて発表させてくださいました。
http://medg.jp/mt/?p=2145
また、妊娠を希望する方々が(パートナーも含め、産婦人科に行きづらい人も)内科で自分の感染リスクを把握できるように、
ナビタスクリニックではプレパパ、プレママ、パートナーチェックとして、
トキソプラズマ やサイトメガロウイルスを含めた12種類もの感染症をセットにした抗体検査を安価で提供してくれています。
https://www.navitasclinic.jp/tetsuikai/wp-content/themes/tetsuikai/pdf/pre_mamapapa.pdf
積極的に、母子感染症の啓発をしてくれることに、感謝しています。
今後とも宜しくお願いいたします。
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2022年9月23日はトーチの会の発足10周年記念日でした。
10年間活動を続けてこれたことを記念して、当会の関係者や関係団体からトーチの会へメッセージを寄せていただきました。
その方・団体の紹介を交えて、メッセージをご紹介させていただいています。(掲載順序は不同です)
妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条
11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。\ NEW / 印刷して見える所に貼ろう! 11か条イラスト版PDF