ワクチンはあるのですか?
残念ながらCMV感染を予防できるワクチンはまだありません。
米国では複数の製薬企業がCMVワクチンの臨床試験を行っていますが、それらの多くはHIV患者や臓器移植患者が対象です。
先天性CMV感染の予防を意図して開発されたワクチンは、臨床試験で「ワクチン接種しなければ2人感染するところを1人だけの感染に抑える(50%の防御効果と言います)ことができる」ことが示されましたが、これでは効果として不十分ですし、「時間が経つとワクチンの効果が減少してしまう」欠点があることがわかってきています。
このため先天性CMV感染の予防のためのワクチンが実用化されるのは先の話と考えられます。
実際に私達がワクチンを受けられる様になるまでには、早くとも10~20年はかかると考えられています。
監修:長崎大学 森内浩幸
妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条
11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。\ NEW / 印刷して見える所に貼ろう! 11か条イラスト版PDF