おなかの中の赤ちゃんがトキソプラズマに感染したかどうか調べる方法はありますか?

母体で収まる場合もありますが、それは生まれてみないとはっきりはしません。
胎児が感染してしまったかどうかを調べるために、羊水を採取してPCR検査でトキソプラズマのゲノムを検出することもできますが、状況によっては羊水検査そのものができないこともあります。
感染してしまった場合、胎児エコー検査でもわかるもの(例えば、水頭症、小頭症、脳内石灰化、肝脾腫大、腹水など)もありますが、そのような形態異常以外はわかりません。
また、これらの所見がトキソプラズマとは別の理由で認められることもあるので、その判断はできません。
逆に感染していても何のエコー所見も認められないこともあります。
結局は、生まれてみないとはっきりしないのです。

妊娠中の初感染が判明した場合、何か対応策はありますか?

監修:長崎大学 森内浩幸

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条 イラスト

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11か条イラスト+解説(PDF)