新生児科医 豊島勝昭さまより-10周年に寄せて

◯ 新生児科医 豊島勝昭さまより

トーチの会発足10周年おめでとうございます。
先天性トキソプラズマ症や先天性サイトメガロウィルスの大切な情報を後輩ご家族に届けようとしてきたトーチの会の10年間の継続して活動は、検査や治療が保健適用や母子手帳の改善につながり、多くの命を救い支えてきたのだと思います。
トーチの会に関わる皆様の想いや願いが日本の周産期医療をよりよく変えてくれたと感謝し、自分達も自分達のできることをしっかり頑張ろうという勇気をいただいてきました。
今後とも共に頑張っていけたらと思います。よろしくお願いいたします。

神奈川県立こども医療センター周産期医療センター長(新生児科部長)
豊島勝昭

2015年と2017年に放送された周産期医療ドラマ「コウノドリ」を監修。
プロフィール詳細はこちら
https://www.hmv.co.jp/artist_豊島勝昭_200000001165477/biography/

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豊島先生との出会いは、小児科学会に出展していたトーチの会のブースにお立ち寄りいただいたことがきっかけです。

その当時は、風疹の流行に伴い、先天性風疹症候群の赤ちゃんがたくさん産まれており、小児科の先生方も胸を痛めていました。
しかし、母子感染症は風疹だけではなく、むしろワクチンがないので対策がたてづらく、流行が特にないのにも関わらず、毎年数百人、千人と感染して生まれてくる赤ちゃんがいる、トキソプラズマやサイトメガロウイルスの存在にはなかなか意識が向いていませんでした。

そんな中、ブースにお立ち寄りいただいた先生に、その事実をお伝えしたところ、熱心にお話を聞いてくださり、トーチの会を応援してくださいました。
トーチの会にも、先生の病院で治療してもらっていた会員がいました。

これからも、たくさんの親子の笑顔を守るために、ぜひ啓発にご協力お願い致します。

 

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2022年9月23日はトーチの会の発足10周年記念日でした。
10年間活動を続けてこれたことを記念して、当会の関係者や関係団体からトーチの会へメッセージを寄せていただきました。

その方・団体の紹介を交えて、今後もメッセージをご紹介させていただきます。(掲載順序は不同です)

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条 イラスト

\ NEW / 印刷して見える所に貼ろう! 11か条イラスト版PDF

11か条イラスト+解説(PDF)