産婦人科医 太田寛さまより-10周年に寄せて

◯ 産婦人科医 太田寛さまより

トーチの会10周年おめでとうございます。

私はトーチの会の啓発のおかげで多くの赤ちゃんが「病気にならなかった」と思っています。病気になってからの治療と違って、「予防」の成果はなかなか目に見えませんが、多くの赤ちゃんを救ってくれていると思います。

医師として大事にしていることは、「知っていればこんなことにはならなかったのに!」と患者に後悔させないことです。

これから妊娠を考えている人に、知っておいて欲しいことは、葉酸、風疹、トキソプラズマ感染症、サイトメガロウイルス感染症に関することです。
これらのことを、知らずに妊娠すると赤ちゃんに障害を残すことがあります。
赤ちゃんの障害の確率を減らすために、葉酸はサプリを摂取する、風疹はワクチンを接種する、と妊娠前に具体的にとれる対策があります。
しかし、トキソプラズマとサイトメガロについては、薬剤やワクチンはなく、「知識をつけること」が一番効果的です。
外来でトキソプラズマとサイトメガロについて、必要十分に説明して知識をつけていただくのが理想ですが、外来の時間は限られているし、一回聞いただけでは患者は忘れてしまうかもしれません。
その時に、必ず紹介しているのが「トーチの会」のホームページです。レイアウトもきれいで、わかりやすく、トーチの会という検索しやすいネーミングもとても良く、ありがたいです。

トーチの会の啓発は、未来の赤ちゃんのための光だと思っています。本当にありがとうございます。

太田寛
日本産科婦人科学会専門医、産業医、医学博士、現在は千葉県成田市のリリーベルクリニック勤務。
プロフィール詳細はこちら
https://www.lilybells.jp/staff/

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太田先生と初めてお会いしたのは、会設立初期頃に参加した学会のトーチの会のブースに、先生にお立ち寄りいただいた時です。
その当時は、風疹の流行に伴い、先天性風疹症候群の赤ちゃんがたくさん産まれていたため、風疹ワクチンの接種率をあげて赤ちゃんを守ろう!と医師らが声をあげていました。
その活動をする医師の中に太田先生もいらっしゃったのです。
しかし、母子感染症は風疹だけではなく、むしろワクチンがないので対策がたてづらく、流行が特にないのにも関わらず、毎年数百人、千人と感染して生まれてくる赤ちゃんがいる、トキソプラズマやサイトメガロウイルスの存在にはなかなか意識が向いていませんでした。
そんな中、ブースにお立ち寄りいただいた先生に、その事実をお伝えしたところ、熱心にお話を聞いてくださり、啓発が必要なのは風疹だけではないことをわかってくださり、それからずっとトーチの会を応援してくださっています。
今後とも親子の笑顔を守るために、母子感染症の予防啓発にご協力いただけますよう、宜しくお願い致します。

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2022年9月23日はトーチの会の発足10周年記念日でした。
10年間活動を続けてこれたことを記念して、当会の関係者や関係団体からトーチの会へメッセージを寄せていただきました。

その方・団体の紹介を交えて、メッセージをご紹介させていただいています。(掲載順序は不同です)

トキソプラズマ&サイトメガロウイルスの母子感染防止啓発シェアお願いします!

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

「妊婦さんへ」ページ記載の『注意すべき11か条』をプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。

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