トキソプラズマにはどうやって感染するのですか?

トキソプラズマには、主に4つの方法で感染します。

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1. 母子感染

・ 妊娠中に感染した母親から胎児に感染する可能性があります。
Q7どのような人がトキソプラズマの感染に注意しなければいけないのですか?
Q8妊婦が初感染するとすべての胎児に障害が出るのですか?

・ 感染している人の母乳を赤ちゃんが飲んでも、感染はしませんが、
乳頭から出血がある場合はその血液を飲むことによる感染の可能性があり、注意が必要です。

2. トキソプラズマが感染している肉を食べることによる感染

・ 加熱が不十分な肉(特に豚肉、羊肉、鹿肉など)を食べることで感染する可能性があります。
Q5妊婦が生肉を食べることがどうして危険なのですか?

3. 猫の糞に出てくるトキソプラズマが口や目から体内に入ることによる感染

・ 猫のトイレを掃除する際などに感染する可能性があります。
Q3妊婦はネコを飼ってはいけないのですか?
・ 外の土や砂に触れた手や食材(山菜など)を洗わずに食事をしたり目を擦ったりすると感染する可能性があります。
Q4妊婦が土いじりをすることがどうして危険なのですか?

4. 臓器移植による感染

・ トキソプラズマに感染した人の臓器の移植を受けた場合に感染する可能性があります。
Q7どのような人がトキソプラズマに感染に注意しなければいけないのですか? 

これらの感染を避けるために、特に妊娠中は、食材の十分な加熱や手洗いを徹底することが重要です。
空気感染や飛沫感染はしませんし、トキソプラズマに感染している動物や人に触っただけで感染することもありません。

妊婦はネコを飼ってはいけないのですか?

監修 長崎大学 森内浩幸
協力 旭川医科大学 伴戸 寛徳

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条

11か条をかわいいイラスト付きでプリントサイズにまとめました。 トキソプラズマやサイトメガロウイルスの予防だけでなく、妊娠中の様々な感染症からの予防について書かれています。妊娠中の方も、周りに妊婦さんがいる方も、知っていただきたい内容です。

妊娠中の感染予防のための注意事項-11か条 イラスト

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11か条イラスト+解説(PDF)